日々の発信で専門家として認知してもらおう!

GaudiLab/Shutterstock.com

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現在SNSと呼ばれるものには、Facebook、Twitter、LINE、Google+など様々なものがありますが、ここではFacebookの活用法を中心に話を進めていきましょう。

Facebookは、世界で約12.8億人、日本でも約2,100万人の人が利用している実名登録のSNSです。Twitterよりも投稿文字数が多く写真の投稿がしやすかったり、LINEよりも広いつながりが持てるので、お仕事の発信としても、興味関心が似ている人と繋がる事にも活用しやすいSNSと言われています。

ここではそのFacebookを使って、あなたが取得した資格に関する知識と技術を持った「専門家」であることを知ってもらうための投稿のコツを押さえましょう。SNSで日々投稿する内容をすこしだけ工夫することで、あなたの専門知識をみんなにも役立ててもらったり、興味関心を持ってもらうことができます。

 

個人の発信とは異なる「専門家」としての発信内容

Hands taking photo mushroom soup with smartphone.

個人として自由にSNSを活用すると、日々の食事や毎日のちょっとした出来事、カフェの写真やペット、お子様の写真など、様々な内容になるでしょう。もちろん、そのような使い方もSNSの楽しみ方の1つです。

しかし、専門家として活動したいと思ったときには、投稿の内容を統一することがひとつめのポイントです。例えば、

  • スムージーコンシェルジュの場合・・・毎日のスムージーの写真と一緒に、そのスムージーの効能や作り方のポイント、一般的なスムージーとの違いや、トッピングのポイントなどを一言添える。毎日の食事と伴に、栄養学的な観点から食事の取り方のポイントや食べ方の新常識を一言解説してみる。関連する栄養学の記事や勉強になる投稿、ヘルシーカフェの情報などを一言自分の意見も添えてシェアする・・・など。
  • アイシングクッキーマイスターの場合・・・自分が作ったアイシングクッキーの写真にポイント解説を一言添える。新しく道具や材料をそろえた際に、選び方のポイントと一緒にその写真を投稿する。街で見かけて購入したお気に入りのアイシングクッキーの写真を投稿する。お菓子の作り方のコツなど、製菓科学に関する内容の投稿や記事をあなたの意見と添えてシェアする・・・など。
  • チョコレートソムリエの場合・・・購入したショコラティエのボンボンショコラを味の感想や選んだポイントの解説付きで投稿する。本物のチョコレートを楽しむ際にカカオの効能や美容のために取り入れるポイントを一言添える。手作りの伝統のチョコレート菓子の写真とともにその由来などの一言逸話を添える。新しいショコラティエなど最新のチョコレート情報をシェアしたりお店レポートをする・・・など。
  • チーズソムリエの場合・・・チーズを楽しむ際に、様々なチーズの写真とともにチーズの名前や選び方、味の特徴やマリアージュのポイント、合わせる料理のコツなどを一言添えて投稿する。おすすめのチーズ専門店やオリジナルの食べ方を投稿する。チーズを活かした料理を提供しているレストランやカフェを訪れた際はそのレポートをしてみる・・・など。

具体的な投稿の内容は、人により多種多様で決まりはありません。ポイントは、「投稿する内容に一貫性を持たせる事」と「自分の意見や解説などを一言添える事」の2点です。

 

投稿する内容に一貫性を持たせる

Rawpixel.com/Shutterstock.com

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投稿内容に一貫性を持たせることで、あなたが何を大切に考え実生活で実践し、なんの知識や技術をもっているのかが見ている人に伝わりやすくなります。

例えば、動物愛護について熱く述べていたり、自分はベジタリアンだと公言している人の投稿に、「ランチにおいしいハンバーグを食べた」という内容でお肉の写真が大きく投稿されていたら、その人が大切にしているものや、その人が日々口にしている意見に疑問が湧いてきますね。
これは極端な例ですが、SNSを仕事に活用したり自分の専門性を認知してもらう目的で活用する場合には、内容に統一性を持つことが意外と重要なのです。

それによって、あなたの日々の投稿や発言により信頼性が増します

もちろん、日々のあなたの生活全てを統一させる必要はありません。スムージーコンシェルジュだからといって、朝食に大好きなパンをもう二度と食べてはいけないわけではありませんし、チョコレートソムリエだからといっておやつにクッキーを食べてはいけないなんてこともありません。チーズソムリエだからフレンチに行くたびにチーズの盛り合わせを頼む義務があるわけでもありません。(もちろん、心からそうしたいと思う方はぜひそのスムージーやチーズに対する愛を毎日の生活で存分に堪能してください。それはとても素晴らしいことです。)

ただ、SNSに投稿するという「見せ方」においては、統一してみるとよいでしょう。おそらく、それほど意識せずとも、資格をとりたいという意思を持ち、しっかり学び終えたあなたの興味関心の高さは一流でしょう。自然とそのような投稿内容が多くなるはずです。

 

自分の意見や解説などを一言添える

Brian A Jackson/Shutterstock.com

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専門知識を持つあなたは、その知識や技術を出し惜しむことなく発信していきましょう。ただ写真を投稿したり、記事をシェアするだけよりも、「あなたの」意見が加わることであなたしかできない発信内容となります。

また自分が何かを知りたいと思った時、先生を探している時、自分の意見をしっかりと持ちその根拠も示せる専門家に習いたいと思う人がほとんどでしょう。投稿にあなたの意見や考え方を一言でも添えることで、あなたの専門性や知識量が見ている方に伝わり、教室やサロンを始めるにあたって選んでもらえる可能性が高まります。