体験会を開催しよう②体験会に必要な事や準備物

Africa Studio/Shutterstock.com

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体験会など自宅に複数人の人を招いて会を開催する場合、普段とは少し異なる準備が必要となります。大掛かりな準備物は必要ないからこそ、細かいところまで気を配って、参加者の方が気持ちよく過ごせる体験会にしましょう。

自宅で開催する場合のメリットは、会場費がかからないこと、事前に準備がしやすいことなど、様々な点が上げられます。逆に、生活感をできるだけ出さない事がポイントとなります。

 

体験会の準備①掃除編

VGstockstudio/Shutterstock.com

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人を招くからといって、家の隅々までチリひとつなく仕上げる必要はありません。また、最初の体験会はあくまで身近な人が参加者ですし、主催者のあなたが無理しすぎても続かないでしょう。

ただし、主催者として最低限参加者の目線で気になるポイントを押さえておくことは大切です。

  • 玄関・・・ゲストの靴のみが玄関に出ているようにする。清潔なスリッパを用意しておく。
  • キッチン・・・生ゴミの処理や排水溝の掃除。またまな板やタオル、食器などを使用する場合は事前の漂白除菌をしておくと良い。食器など使用しないものは全てしまっておきましょう。シンクや洗い桶をきちんと磨いておくだけで、すっきりとした印象になります。また余裕があれば、グリーンの植物をさりげなく置いておくだけで清潔感がアップします
  • トイレ・・・普段以上に匂いなどに気をつけて、タオルは清潔なものに変えます。またサニタリーボックスもきちんと準備しておきましょう。トイレ周りは、以下の5つのポイントに特に注意します。①便器の中の汚れ②便座まわり③床④水栓金具⑤トイレットペーパーの残量
    トイレの黒ずみをしっかり落とし、便座まわりや床も清潔に拭き掃除をします。また、水栓金具のような光り物を磨いておくと、全体がピカピカとした印象に仕上がります。トイレットペーパーは新しいものを置いておくと、会の途中でなくなる心配もありません。
  • 洗面台・・・普段は意識しないと意外とタイルやガラスが汚れているので注意しましょう。また、清潔なハンドタオルの準備も大切です。シンクの脇の目立つところに、新しいものを何枚かまとめて用意しておくと、参加者が気持ちよく手を拭くことができます。
  • 匂い・・・部屋全体の匂いは生活していると気にならなくなってしまうものです。改めて注意してみましょう。掃除が済んだら、部屋の換気をしておくことも忘れないようにします。参加者が到着する1時間前には家中の窓を開け、部屋の空気をいれかえましょう。また、普段からアロマスティックやポプリなどのルームフレグランス類を部屋に飾っておくと、フレッシュな香りをプラスすることができます。(テイスティングなど匂いがないほうが良い場合には、強い匂いがつくものは避けるようにします)

どんなに時間がなくても、このポイントは押さえて掃除をしておくようにしましょう。

体験会の準備②準備物

Nelli Syrotynska/Shutterstock.com

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体験会当日の内容に必要な準備物はもちろん、その他必要だと思われるものは早めに準備しておくことがおすすめです。

  • 体験会のメイン素材・・・スムージーに必要なもの、アイシングに必要なもの、チーズ、チョコレートなど、体験会のメインとなる食材や素材。
  • 体験会に必要な道具・・・ミキサー、グラス、スプーン、製菓道具、チーズやチョコレートを並べるプレートなど。
  • 参加者の人数分のスリッパやハンガー・・・冬の時期などは特に必須です。
  • 体験会でプチ講義などをする場合はその内容を簡単に書いた紙など・・・テキストとまではいかなくても、すこしでも内容が分かりやすく書かれた紙を用意しておくと、メモを取りたい参加者の方にはとても親切な印象となります。
  • アンケート用紙・・・可能であれば準備するようにしましょう。友人や同僚との会で用紙に記入してもらうのが気恥ずかしい場合は、感想や次回開催の内容希望などを聞いておくと、あなたのスキルアップのために役立ちます。また、体験会の回数を重ねて集客を始めた場合や、本格的な教室にする場合は、匿名でのアンケートの意見はとても参考になるので、ぜひ書いてもらうようにしましょう。

参加者の方のことを考えて、気持ちよく過ごしてもらえるように、当日になって慌てなくても良いように、きちんと準備しておくことで、当日も緊張しすぎずあなたらしい体験会にすることができます。

 

自宅以外の開催の場合

ImageFlow/Shutterstock.com

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以上は自宅で開催する場合に必要な点を上げました。体験会の段階では、無料開催や最低限必要な分の金額で開催する場合が多いため、自宅以外の会場で行うことは稀でしょう。

しかし友人宅や知人のお店など、もし自宅以外で開催することがあった場合は、以下の点にも気を配れると、また開催してほしい!と思ってもらえる主催者になれます。

 

気をつけるポイント①事前の準備

開催前日より前に、必ず一度会場の下見をするようにしましょう。キッチンの広さや席数、最寄りの駅からの道順など、他人まかせにせず自分できちんと把握しておくようにします。

下見をすることで当日慌てる必要もなく、また会場の中や設備を把握することで、事前の準備物を忘れ物なく準備することができます。

また、当日必要なものをあなたが準備するのか、会場で用意してもらえるのかも一度確認するとよいでしょう。友人宅だとしたら、共有物として一緒に購入が相談できる場合もあります。

 

気をつけるポイント②会場提供者への配慮

当日はもちろんですが、下見の段階から会場を提供してくれる方への配慮を忘れないようにしましょう。

具体的には、当日体験会を開始する前に、参加者の皆さんの前で会場提供者の方のご紹介をするのがよいでしょう。もしお店などの場合には、お店のご案内をしたり、お店の方が一言挨拶をしてくださる場合もあります。また友人宅で開催する場合も、その友人に事前になにか伝えたい事があるかどうかを確認しておくのがおすすめです。メリットがある情報を参加者の方にご紹介することで(友人が自宅サロンなどをしている場合にはそのご紹介など)、互いにとって体験会が良い機会となります。

また体験会中も、使用してよい設備や注意すべき点などは、事前にあなたが確認しておき事前に参加者に伝えるようにしましょう。

 

気をつけるポイント③後片付け

体験会が終了したら、後片付けまでしっかりとして全てが終了となります。ゴミの処理や食器の後始末の仕方、ほかの設備の戻し方など、しっかりと確認しておきましょう。

また、感謝の気持ちを込めて会場を彩るお花やちょっとしてプレゼントを持参しても喜ばれます。事前に下見をすることで、部屋のテイストや会場提供者の趣味に合ったプレゼントを選ぶことができます。

NewSoul/Shutterstock.com

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このような基本的なマナーを気をつけておくと、あなたの体験会は口コミで次第によい評判となり広まっていく可能性が高くなります。もちろん、参加者の方の満足度も相対的にあがっていきますので、しっかりポイントを押さえておきましょう。